WordPressのテーマなどの設定を変更する際に「何かうまくいかなかったようです。時間を置いてもう一度お試しください。」というエラーが出て、設定変更ができない時があります。
このエラーの多くはWordPressがファイルやDBにアクセスできない時に発生するエラーで、更にその多くはサーバーのセキュリティ設定であるWAF機能が有効になっていることが原因です。もっと詳細を知りたい方は以下をお読みください。
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「何かうまくいかなかったようです。時間を置いてもう一度お試しください。」というエラーとは?
WordPressのテーマなどの設定をしていると「何かうまくいかなかったようです。時間を置いてもう一度お試しください。」という曖昧なエラーが出て、戸惑うことがあります。
デバックモードにしてもエラーが表示されず、原因追求にひたすら時間を費やすという悲しい展開になります。
例えば、以下のケースは管理画面の「外観」からメニューをカスタマイズしようとした時に出たエラーです。
※「外観」→「カスタマイズ」→「メニュー」→「メニューを新規作成(もしくは既存のメニューを変更」)
メッセージの通り、時間を置いて再度チャレンジしても同様の結果となり、途方にくれる・・・。
原因の多くはサーバーのセキュリティ設定
調べてみると明確な原因は分かりませんが、多くの場合、「DBやファイルにアクセスできない」という場合に起きる現象のようです。
更にこのケースはサーバーのセキュリティ設定が要因となっている場合が多いようです。
そのサーバーのセキュリティ設定とは最近レンタルサーバーなどで増えてきたWAF機能です。
WAF機能とは?
WAF機能とはWeb Application Firewall(ウェブアプリケーションファイアウォール)の略で、不正なアクセスを検知し遮断するセキュリティ機能です。
最近、「さくら」や「エックスサーバー」、「ロリポップ!」などのメジャーサーバーをはじめ、多くのレンタルサーバーがこのWAF機能を採用するようになり、大変喜ばしいことですが、この機能が原因となるエラーが増えたのも事実です。
解決方法
多くの場合、WAF機能を無効にするだけで解決します。
「何かうまくいかなかったようです。時間を置いてもう一度お試しください。」というエラーが出た場合は、まずWAF機能を疑ってみましょう。
サーバーの管理画面にアクセスして、一旦、WAF機能をOFF(無効)にしてから再度WordPressの設定変更を試してみましょう。
注意点
この方法を確認する場合、少しだけ注意点があります。
1.WAF機能のON/OFF変更は時間がかかる場合がある
WAF機能を無効にしてもすぐその設定が反映されない場合があります。サーバーによっては1時間ぐらいかかる場合もあるようですので、十分時間が経ってからWordPressの設定変更を試してみましょう。
2.設定変更が終わったらWAF機能は有効にする
WAF機能は非常に優秀なセキュリティです。通常時はWAF機能を有効にしくべきです。
手間ですが、WordPressの設定変更が終わったら、WAF機能をON(有効)にしましょう。