AWS認定:クラウドプラクティショナー試験対策ノート

Contents

クラウドの概念

AWSクラウドの概念とその価値提案について説明する

クラウドとは?

インターネットなどのネットワークを経由して、各サーバーやアプリケーションなどのITリソースをオンデマンドで利用できるサービスの総称。

オンプレミスとは?

各サーバーやアプリケーション、ネットーワークなどの設備やソフトウェアを時前で構築・運用するシステム形態。

AWSクラウドとは?

AWS(Amazon Web Service:アマゾンウェブサービス)のこと。Amazonが提供するクラウドコンピューティング。

AWSの6つの特徴

1.固定費(設備投資)が柔軟な変動費へ

サーバー等の投資や固定運用費が必要なく、リソースを利用した時に利用した分だけ支払う。

2.スケールによる大きなコストメリット

数十万単位のユーザーがサービスを利用するため、規模の経済を活かして、従量課金の料金を低く提供できる。
cf.AWSクラウドの長所・メリット10 >2.継続的な値下げ

3.キャパシティ予測が不要に

 AWSでは必要に応じてリソースの増減を行うことができるので、最大のインフラ容量を予測する必要がない。万が一リソース不足やリソース過多になった場合は状況に応じてスケーリングを行える。

4.速度と俊敏性の向上

AWSでは新しいITリソースを簡単に利用でき、検証や開発にかかるコストと時間が大幅に減るため、ビジネスアイディアの実現に向けた速度と俊敏性が向上する。

5.データセンターの運用と保守への投資が不要に

AWSのサービスの利用料にはサーバー代、ライセンス料、ネットワーク利用料から電気代などの費用が含まれているので、ユーザーは運用や保守に関する負担が軽減し、本来の業務に注力することができる。

6.わずか数分で世界中にデプロイ

AWSではわずか数回クリックするだけで、世界中の複数のリージョンにアプリケーションを容易に展開できる。

 

 

AWSクラウドの長所・メリット10

1.初期費用ゼロ/低価格

・初期費用無料
→インフラ構築費用が不要。
・従量課金制
→使った分だけ支払う。
・透明性の高い価格
→全てのリソースの価格が公表されている。

2.継続的な値下げ

 

 

AWSクラウドエコノミクスの特徴を説明する

 

多種多様なクラウドアーキテクチャの設計原理を定義する

クラウドアーキテクチャの設計原理

クラウドアーキテクチャの主な設計原理には以下の5つがある。

  1. 故障に備えた設計
  2. コンポーネントの分離
  3. 弾力性の実装
  4. 並列化の考慮
  5. 動的コンテンツをコンピュータの近くに、静的コンテンツはエンドユーザーの近くに

Design for Failure(故障に備えた設計)にする

ハードウェアやソフトウェアは時間が経てば故障するということを認識し、この考えを前提にアーキテクチャを構築すること。

Design for Failureを実現するためには?

単一障害点(Single Point Of Failure : SPOF)を無くす。

そのためには?

1.1つのデータセンターのみで運用しない。
2.単一のインスタンスのみで構成しない。

AWSのサービスは単一障害点にならないように考慮されている。

コンポーネントの分離

サービス指向アーキテクチャに沿い、コンポーネントを疎結合にすれば、スケーリングが大規模に行えるだけでなく、万一処理中のコンピューティングリソースに障害が起きても、他のコンピューティングリソースが処理を継続できるため、耐障害性の確保につながる。

コンポーネントの分離を可能にするAWSのサービスとは?

●Amazon SQS

AWSではAmazon SQS(Simple Queue Service)を利用することにより、コンポーネントの分離が容易となり、コンポーネント間の処理を非同期かつ疎結合にすることが可能となる。

●マイクロサービスアーキテクチャ

AWSでは、規模、負荷、または複雑さにかかわらず、あらゆるアプリケーションアーキテクチャをサポートする構成要素を統合させている。

弾力性の実装

クラウドの利点として弾力性[Elastic](または伸縮性)がる。これはリソースの性能を柔軟にスケールアウト、スケールインすることができるということ。

AWSではサーバーリソースをビジネスに応じて使い捨てすることが可能であるため、それを前提に設計することができる。

弾力性は次の3つの方法を用いることで実現できる。

●巡回スケーリング

一定間隔に発生する定期的なスケーリング。

●イベントベーススケーリング

トラフィックの急増が予想されるイベント時に実施するスケーリング。
スケジュールドスケールアウトパターンを利用して実現できる。

●オンデマンドの自動スケーリング

監視項目に基づいて自動的にスケールアウト、スケールインを行う。
スケールアウトパターンを利用して実現できる。

並列化の考慮

クラウドでは並列化が容易に可能。並列化を行うことで、負荷分散、処理の高速化、耐障害性を高めること等ができる。

並列化を行うにはロードバランサー(ELB)を使う。

動的コンテンツをコンピューターの近くに、静的コンテンツをエンドユーザーの近くに

クラウドではデータをネットワーク経由で利用するため、配信のオーバーヘッドやボトルネック対策は必須。それを解決する設計方法が動的コンテンツをコンピューターの近くに置き、静的コンテンツはCDNなどのサービスを利用してエンドユーザーの近くに設置するというもの。

AWS Well-Architected フレームワーク

AWSによる優れた設計のフレームワークのこと。AWSによるアーキテクチャのベストプラクティスで以下の5つの柱を基本としている。

運用上の優秀性

ビジネス価値を提供する提供するためのシステムの実行とモニタリング及びプロセスと手順の継続的な改善に焦点をあてている。

セキュリティ

情報とシステムの保護に焦点をあてている。

信頼性

期待されるタイミングで意図した機能を正確かつ一貫して実行するワークロードの能力に重点を置いている。

パフォーマンス効率

システムの要件を満たすためにコンピューティングリソースを効率的に使用し、要求の変化とテクノロジーの進化に対してもその効率性を維持する能力に焦点をあてている

コスト最適化

最も低い価格でシステムを運用してビジネス価値を実現する能力に焦点をあてている

セキュリティのコンプライアンス

 

AWSの責任共有モデルについて理解する

 

AWSクラウドのセキュリティとコンプライアンスに関するコンセプトを理解する

 

AWSのアクセス管理機能を特定する

 

セキュリティサポートのリソースを特定する

 

テクノロジー

 

AWSクラウドにおけるデプロイと運用の方法を理解する

 

AWSのグローバルインフラストラクチャについて理解する

 

AWSの主要なサービスを識別する

 

テクノロジーサポートのリソースを特定する

 

請求と料金

 

AWSのさまざまな料金モデルを比較対照する

 

AWS請求と料金に関してた多様なアカウント構造を認識する

 

請求サポートに利用できるリソースを特定する